2017/06/10
プログラミング学習の基本
プログラミングの基本は、「繰り返し」と「条件分岐」の2つです。意外と思われるかもしれませんが、これだけです。
例えば、生徒の評定をプログラミングで算出する場合、テストや日常の点数を全生徒分、「繰り返し」処理で、計算させます。最後は、「条件分岐」で85%以上なら評定は5、70%以上なら評定4とします。この説明は大雑把ですが、案外そんなものです。させることは単純です。ひたすら単純です。
それよりも、プログラミングで難しいのは、「○○させたい」という処理内容の具現化です。数学の文章問題みたいなものです。文章で書かれた内容をプログラミングしてコンピュータに処理させるのですから、文章問題の文章を読んで、式に置き換えていく手順と同じです。プログラミングをする上で、ここが一番のネックとなるでしょう。
あと、プログラミングに必要な知識といえば、間違いなく英語。サンフランシスコのプログラムの現場でも、アルゴリズム(プログラムの処理のさせ方)は、ネットで検索しています。英語がネイティブな人は、そのまま英語を使いますが、日本人は英語を読まなくてはなりません。こういう情報は、英語ではたくさんあるのですが、日本語では書かれていないのです。また、翻訳ソフトは、プログラミングの命令と説明がどちらも英語なので、混ざって意味不明の日本語になってしまいます。
「プログラミング教育」と呼ばれるものの内容を眺めると、キャラクターやロボットを動かすのがプログラミング教育のように感じるのですが、それはすでにプログラミングされたものを使っているので、プログラミングではありません。現実にプログラミングしている人と、プログラミングをしたことがなくて、こんなものだろうと思っている人とのギャップが大きいかもしれません。