成績処理を何で算出するか?
エクセルのメリット
- 使い慣れている人は使いやすい。
- 数式が見えているので、中身がわかりやすい。
- ファイルを持ち運ぶだけで、どこでも作業ができる。
- 校内に作成者がいるので、質問ができる。
校務支援システムの評定処理のメリット
- 市内のどこに行っても同じ
- エクセルのような数式が壊れるなどのトラブルが発生しない
- 氏名データをコピペする必要がない。
成績処理AYUMIのメリット
- エクセルのような数式が壊れるなどのトラブルが発生しない
- 自動見込み点が便利
- 成績データや割合なども自動でグラフ表示するので、視覚的に確認することができる(観点で入れ子になっているので、項目の重みは数字だけでは分かりづらい)
- 数字読み上げ機能で間違いのない入力
- 評定が下がった、学年末の整合性などの対象生徒をリストアップする機能があり、同じ状況の生徒に対して、平等に対処することができる
- 充実した評定分析機能で、生徒のためになる評定作業をすることができる。教師自身の振り返りにもなる
- 保護者や生徒自身からの問い合わせに対して、瞬時に一目瞭然の資料を提供できる
- 時計台の鐘が鳴る機能も装備!!
しかも、使っている人全体で氏名データなどを共有したり、学年を複数教師で担当する場合、項目名や割合を共有する機能があったりと、時間短縮につながる工夫も随所にあります。
つまり、ただ計算するだけでなく、評定の中身をじっくりと検討することができる成績処理ソフトになっています。
エクセルで評定算出シートを作る
働き改革のキーワードに「デジタル化」がキーワードとして取り上げられますが、デジタル化をすることで目隠しされてしまうことは避けなければなりません。デジタル化で今まで見えなかったことが見えることが重要です。
ただし、デジタル化がエクセルを使うことと短絡的に考えてしまうのは、問題があります。エクセルは確かに手軽で便利です。評定算出などでは、データを入力すれば評定が算出されます。間違いなくデータを入力していれば、きちんとした評定が算出されたと思いがちです。
教師のコンピュータを使った仕事の中で、最重要なものの一つに評定算出があります。そして、絶対評価になり、データを積み重ねていけば評定が算出されるので、エクセル職人には取り組みやすい課題でもあります。
評定を算出するには、成績処理AYUMIなどの専用ソフトと校務支援システムとエクセルが選択肢になるのですが、校内で統一しない場合は、エクセルの使用が多くなります。校務支援システムは、操作性も悪いし、自由度が低い。使わなくて良いものなら避けたい手段です。
専用ソフトは馴染みがないと懐疑的になり、それよりは自分で作ったエクセルファイルが安心でき、その先生を中心にコピーが広がっていくという感じです。もちろんそのエクセルシートが安心できるものならそれでもいいのですが…。
新しい学校に転勤したときなど、成績処理AYUMIを紹介し、操作性の良さで興味を示すのですが、自分で作ったエクセルと同じデータで検証する先生がいます。きちんと作ったエクセルシートなら、当然完全に一致するので、その先生は、安心して成績処理AYUMIを使い始め、校内に広がっていきます。過去に何人かの先生が検証しているですが、時々検証してもらえると、作った本人も安心です。
しかし、時々、結果が微妙に違うと言われることがあります。調べてみると計算式のコピーに失敗していたり、計算式がおかしかったりしています。つまり、成績処理AYUMIと違う結果が出るエクセルシートは、どこかおかしいということです。ちょっとした間違いだと気づかないことがあるので、実に恐ろしい問題です。
もちろん学校によって、到達度判定の四捨五入などの処理が違うので、成績処理AYUMIの設定で切り替えているものとします。成績処理AYUMIは、設定を切り替えると、全教科の動作が切り替わるので、校内で統一した評定算出が可能です。
さて、エクセルで評定算出をさせる場合ですが、簡単なようで、意外と超えなければならないことがあります。
まず、データを入力すると、到達度にします。それを集計し、カッティングポイントで区切ります。データは、観点別に入力する場所が違うと視認性が悪いので、順番に入力したデータを観点に振り分ける数値を入力します。この時点で結構地雷を含んでいることに気づくでしょう。
エクセルはそれぞれの行で、数式が用意されています。コピーされているだけです。成績処理AYUMIなどの専用ソフトは、同じ処理を全データに対しておこないます。ひとつだけ間違えるということはありえません。もしも間違えるときは全部が違うので気づきます。そこも専用ソフトの利点です。
エクセルは、内部で格納しているデータと。シート上に表示している数字が異なります。評定を判定するためには、四捨五入などの数式を組み込まなければなりません。
冒頭の「デジタル化で今まで見えなかったことが見える」ようにするため、成績処理AYUMIでは、割合のグラフ表示での可視化、データのバラツキの可視化、個人別に項目の到達度の可視化など、さまざまな分析ができます。評定が算出される以前の段階においても、これから算出される処理について視覚的に確認することができます。エクセルでもやろうと思えば可能ですが、そんなシートはきっと皆無でしょう。
また、エクセルの場合、氏名データもどこかからコピーして貼り付けをします。その手間や転出などによる貼り付けミスなどの可能性もあります。これについても成績処理AYUMIでは、一括管理なので、先生方は、すぐに得点データの入力を始めることができます。